いよいよ明日に迫ったエリザベス女王杯(GⅠ)。
この週末からだいぶ冷え込んできていていよいよ冬の訪れを感じさせる気候になってきました。
週間天気予報では、土曜日の降水確率70%となっていたのでレース当日の馬場状態が心配でした。
しかし、今朝方少し降っただけでこの後も明日のレースまで雨の予定はないためエリザベス女王杯(GⅠ)は良馬場開催で行われそうです。
それでは、ここからは前回の続きの分析に入っていきます。
残った馬
前回の記事で馬券圏内の可能性がある馬で残った馬は以下の9頭です。
それではここから前回の記事で残った9頭の分析を行っていきます。
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抑え評価
まず、馬券圏内の可能性がある抑え評価の馬から紹介していきます。
前走稍重馬場の府中牝馬S(GⅡ)で逃げ切り勝ちを飾っている4クロコスミアは3歳時にも重馬場のローズS(GⅡ)であわやの2着になっていて、重馬場のレースになれば強い競馬をしています。
それに斤量56kgを背負った2走前のレースで逃げ切り勝ちをしていることも評価出来ます。
今回は良馬場開催になりそうですが、斤量56kgを背負ったレースで勝っているので前残りの可能性を視野に入れ、4クロコスミアは抑え評価とします。
4.5ヶ月休養明けとなった前走のオールカマー(GⅡ)で牡馬相手に勝っている17ルージュバックは、その他にもエプソムC(GⅢ)や毎日王冠(GⅡ)で牡馬相手に勝利しています。
ところが、それらは何れも斤量55㎏以下でのレースで逆に斤量56㎏を背負ったレースでは敗れています。
今回のレースは斤量56kgでのレースになるので、17ルージュバックは抑え評価迄とします。
今年で7歳を迎えた12スマートレイアーですが、4.5ヶ月休養明けとなった前走の牡馬混合重賞戦の京都大賞典(GⅡ)を勝ち重賞4勝目を飾りました。
しかし、同馬は同レースに過去2回出走していますが、共に着外に敗れています。
一般的に牝馬は5歳を超えると繫殖期に入り、競走馬としての能力は衰え始めて来ると言われています。
今年で7歳を迎えた同馬にとって、過去2戦以上の成績は見込めそうには無いので同馬の1着の可能性は厳しいと判断します。
しかし、近走のレース内容を見る限り消すことは出来ないので、12スマートレイアーは抑え評価とします。
今回のレースには3歳牝馬が3頭出走していますが、3頭全ての馬たちが1線級の古馬牝馬とは初めての対戦となります。
3歳牝馬は今回初めて古馬牝馬と対戦するわけですが、果たして3歳牝馬と古馬牝馬との力関係はどうなのか?今回のレースを占う意味でもここが1番の焦点と言えそうです。
そんな中、先だって行われた天皇賞・秋(GⅠ)で、今年の3歳牝馬ナンバーワンの呼び声高いオークス馬ソウルスターリングが6着惨敗という結果に終わっています。
その結果が1つの目安になりそうです。
前走、3歳牝馬3冠レース最後の1冠レース秋華賞(GⅠ)2着の6リスグラシューは、牝馬3冠レースの全レースで善戦はしているものの勝ちきれてはいません。
その事からも、同馬は決め手不足という事がわかりますので1着の可能性は厳しいと判断出来ます。
以上の内容から、6リスグラシューは抑え評価とします。
同じく前走3歳牝馬3冠レース最後の1冠レースである秋華賞(GⅠ)を制し、今回ここに挑戦してきた11ディアドラ。
しかし、先日の天皇賞・秋(GⅠ)でソウルスターリングが敗れている事から判断すれば、今回のレースは古馬牝馬優勢と言えそうです。
そのソウルスターリングが勝ったオークス(GⅠ)で同馬はタイム差0.7秒の4着に敗れています。
今回のエリザベス女王杯(GⅠ)は、オークス(GⅠ)のようなスローペースで流れる展開が予測されますので、同馬にとって不向きな展開と言えそうです。
それに、同馬は今回休養明け4走目になる事も割引が必要になります。
但し、同馬は3歳牝馬3冠レース全てのレースで上り3F最速の脚を使っていて、今回出走している他の2頭には無い強烈な決め手という武器を持っています。
以上の内容から、レース展開は合わなさそうですが強烈な決め手を持っているので、11ディアドラを1着の可能性有りの単穴評価とします。
有力馬分析
本命馬候補でここまで残った馬は4頭となりました。
1頭目は3歳牝馬の5モズカッチャンです。
同馬は、前走の秋華賞(GⅠ)3着で今回出走している他の3歳牝馬2頭に後塵を拝する結果に終わっています。
しかし、前走の秋華賞(GⅠ)は重馬場に加えハイペース行われたレースで、同馬の過去の戦歴からもわかるように道悪で行われたレースでは惨敗しています。
一方、3走前のオークス(GⅠ)は、良馬場のスローペースで行われていて勝ち馬ソウルスターリングとはタイム差0.3秒の2着で上り3F2位タイの2着になっている事からも良馬場の方が善戦出来ているという事がわかります。
そして、今回予測されるレース展開はオークス(GⅠ)のような展開になりそうですので同馬向きのレース展開と言えます。
ただ、同馬もまた決め手不足な事と同世代ナンバーワンの呼び声高いソウルスターリングの古馬との力関係を物差しにすると、勝ち切るのは難しいと判断します。
以上の内容から、5モズカッチャンは対抗評価とします。
2頭目の7クイーンズリングは昨年度の同レース勝ち馬ではありますが、それ以降の4戦全て着外に敗れています。
しかし、敗れている4戦は海外遠征や長期休養明けでのレース、それに適性能力の低いマイル戦というように理由がはっきりとしています。
それに同馬は昨年度の勝ち馬で斤量56kgを克服している馬という事から今回のレースで激走する可能性は秘めています。
中間の追いきり内容も良好で今回のレース展開はスローペース濃厚と思われます。
昨年のレースもスローの決め手勝負となり同馬はそれを制している事から同馬の連覇の可能性有りと判断します。
以上の内容から、7クイーンズリングは1着の可能性有りの対抗評価とします。
そして、最終的に残ったのは、16ヴィブロスと10ミッキークイーンの2頭です。
まず、古馬牝馬がエリザベス女王杯(GⅠ)で上位争いするために不可欠である斤量56kgを背負ったレースでの好走履歴が2頭共に有ります。
そして、2頭共にGⅠホースという事から実績面に於いても文句のつけようがありません。
年齢面は、10ミッキークイーンは5歳で16ヴィブロスは4歳で特に問題はありませんが、一般的に牝馬は早ければ5歳頃から繫殖期に入る事が多くそれに伴い能力が下降していく傾向があるそうです。
その事を視野に入れれば16ヴィブロスの方が優勢と考えられます。
そして、ローテーション面に於いても10ミッキークイーンが4.5ヶ月休養明けなのに対して、16ヴィブロスは叩き2走目になるので優勢と言えます。
但し、10ミッキークイーンの追いきり内容は良好ですので十分力は出せる状態にあります。
ただ、10ミッキークイーンは昨年の同レース3着で今年も昨年と同じようなスローな展開が予測されます。
同馬の過去の戦歴を見ると、スローペースの決め手勝負よりもスピード持続型のレース向きと判断出来るので今回は評価を下げます。
そして、ルメール騎手が11ディアドラよりも16ヴィブロスを選択した事からも今回のレースで16ヴィブロスが勝ち負け争い出来る可能性が高いと判断したからと言えそうです。
上記の内容から、管理人の本命馬は16ヴィブロスとして、10ミッキークイーンを単穴評価にします。
最終決断
予想印
◎16ヴィブロス
◯7クイーンズリング
◯5モズカッチャン
▲10ミッキークイーン
△11ディアドラ
△12スマートレイアー
△6リスグラシュー
×17ルージュバック
×4クロコスミア
買い目
今回のレースは、年齢・実績・ローテーションなど全ての面に於いてクリアしている4歳馬16ヴィブロスの勝ち負け争い濃厚と判断します。
対抗評価には、昨年覇者の5歳馬7クイーンズリングと3歳馬5モズカッチャンの2頭を指名します。
3連単
1着 16
2着 7 5
3着 7 5 10 11 12
(8点)各400円 3200円
1着 16
2着 7 5
3着 6 17 4
(6点)各100円 600円
1着 7
2着 16
3着 5 10 11 12 6 17 4
(7点)各100円 700円
1着 16
2着 10 11 12
3着 7 5
(6点)各400円 2400円
1着 16
2着 6 17
3着 7 5
(4点)各100円 400円
1着 7
2着 5 10 11 12 6 17
3着 16
(6点)各100円 600円
1着 10 11
2着 16
3着 7 5
(4点)各200円 800円
1着 10 11
2着 7 5
3着 16
(4点)各200円 800円
投資合計 9500円
グッドラック!~参考にするなよ~
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