明日、京都競馬場で行われるメインレースは、秋のマイル王者決定戦のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)です。
今年のレースも絶対的存在が不在で難解な1戦となりそうです。
馬場状態に関しては、今晩以降の雨の予報はありませんが、本日降った雨が明日の馬場状態に多少影響が出てくる可能性も考えられるのでレース直前までの見極めが必要になりそうです。
気温も今週から一気に下がり一段と寒くなっており、明日のレース時の予想気温は9℃となっていていよいよ冬の訪れといった感じになってきています。
スポンサーリンク
消し馬
まず、はじめに今回のレースでは能力的に厳しいと思われる5頭を列挙します。
残った馬
馬券圏内の可能性がある馬で残った馬は以下の13頭です。
抑え評価
今年のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)は、上記に記載している通り能力的に消せる馬が5頭しかおらず混戦模様となっています。
更に今年の安田記念(GⅠ)勝ち馬で春のマイル王者の5サトノアラジンの前走の天皇賞・秋(GⅠ)の結果が18着大敗だった事からも予想困難なレースになっています。
それではここからまず抑え評価迄の馬を列挙していきます。
2走前の中京記念(GⅢ)で重賞初勝利を飾り前走の関屋記念(GⅢ)でも2着に好走しているウインガニオン。
しかし、同馬はマイル1線級の馬とは未対戦で有る事、更には寒い時期のレースの成績が良くない事から寒さに弱い馬と言えそうです。
今週くらいから急に冷え込んできたので同馬にとっては厳しい条件になりそうです。
以上の内容から、16ウインガニオンは抑え評価とします。
2走前の京成杯AH(GⅢ)で念願の重賞初勝利を飾った同馬。
しかし、前走の富士S(GⅢ)では、9着惨敗という結果に終わっています。
当時の馬場状態は不良馬場でしたが、同馬の過去の戦歴を見ると道悪馬場をこなせているので馬場状態が敗因ではない事がわかります。
その敗因は恐らく距離かと思われます。
2走前に勝っている京成杯AH(GⅢ)は中山マイル戦です。
中山マイルコースは1600mが少し長いという馬にもこなせる様なコース形態になっていますので1400m戦がベストという馬でも好走しやすいコースと言えます。
同馬の成績を見ても、好走しているマイル戦は中山コースでのものが大半で他場のマイル戦になるとパフォーマンスを落としています。
それに加えて、斤量57㎏を背負ったレースの成績も今一つとなっています。
以上の内容から、13グランシルクは抑え評価迄とします。
安田記念(GⅠ)で初GⅠ制覇を飾り、4ヶ月休養明けとなった秋初戦の毎日王冠(GⅠ)でもトップハンデ58㎏を背負いながら勝ち馬リアルスティールにタイム差無しの2着という内容で春のマイル王者の貫録を見せつけて本番の天皇賞・秋(GⅠ)を迎えた同馬。
しかし、雨の降りしきる中行われたレース当日の馬場状態は泥んこ状態の超不良馬場で追い込み脚質の同馬にとってはあいにくのレースとなり結果は勝ち馬キタサンブラックとはタイム差8.6秒の18着大敗に終わりました。
そして、今回は得意のマイル戦で仕切り直しといきたい陣営ですが、恐らく前走がメイチ仕上げで既にこの秋3戦目になる事から今回は割り引きが必要になってきます。
それに、昨年のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)5着の成績からも、やはり追い込んでなんぼの同馬にとっては京都コースよりも東京コースで行われる安田記念(GⅠ)の方が向いている言えそうです。
以上の内容から、今回は軸馬には出来ませんが安田記念馬の実績に敬意を表し5サトノアラジンは単穴評価とします。
3歳牡馬でここに挑戦してきた同馬ですが、同馬のマイル戦の成績内容から判断するとここでは高評価を与えることは出来ません。
本来であれば消し評価ですが、鞍上がM・デムーロ騎手ですので18ペルシアンナイトは抑え評価とします。
これまでマイル重賞3勝の実績が有る同馬ですが、GⅠ戦になるとこれまで2戦していて共に16着と大敗を喫しています。
その事からもGⅠ戦では力不足と判断出来ます。
ただ今回は混戦模様になっているので、馬券圏内の可能性は否定する事が困難になってきますので、3ヤングマンパワーは抑え評価とします。
3歳牝馬でここに挑戦してきたのは今年の桜花賞馬9レーヌミノル。
しかし、桜花賞(GⅠ)以降のレースは大敗続きで桜花賞(GⅠ)もノーマークだった事や馬場状態や展開が上手く噛み合った事に助けられたような内容だったと言えます。
今回は同じマイル戦でも古馬相手になるので同馬にとっては厳しいレースを強いられることになるでしょう。
ただ今回は混戦模様になっていて、同馬は桜花賞馬の実績と3歳牝馬で軽量54㎏という事から馬券圏内の可能性は否定できないので、9レーヌミノルは抑え評価とします。
昨年の中京記念(GⅢ)で重賞初勝利を飾った後は勝ち鞍を挙げていない同馬。
中京記念(GⅢ)を勝った当時の斤量が55㎏でしたが、それ以降の8戦で背負った斤量は56㎏以上になっていることから考えれば同馬にとって斤量57㎏のGⅠ戦は厳しい条件であると言えそうです。
但し、昨年のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)では勝ち馬ミッキーアイルとはタイム差0.4秒の7着に敗れていますが、上り3F最速の脚を使っている事を考えれば馬券圏内の可能性は考えられます。
以上の内容から、14ガリバルディは抑え評価とします。
同馬の過去の戦歴を見ると、重賞戦では寸足らずな結果になっています。
しかし、4走前に勝っている米子S(OP)や3走前の中京記念(GⅢ)で使っている上り3F最速の脚は強烈だったので展開が嵌れば馬券圏内の可能性は考えられます。
以上の内容から、1ブラックムーンは抑え評価とします。
残った馬
軸馬候補で残った馬は以下の4頭です。
有力馬分析
今年のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)の本命候補馬には5頭が残りました。
それではここからこの5頭の分析に入っていきます。。
12イスラボニータ分析
4.5ヶ月休養明けとなった前走の富士S(GⅢ)で、勝ち馬11エアスピネルのタイム差0.3秒の2着に好走していて同レース2年連続複勝圏内に入っている貫録を見せつけている同馬は、昨年同様のローテーションで3回目のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)に挑戦してきました。
陣営は今年こそはの意気込みでここに臨んできている事と思われますが、同馬は今年で6歳を迎えています。
世間一般的に競走馬のピークは4歳~5歳と言われていて、同馬の今年の成績を見ても春先迄負かしていた11エアスピネルに近2走で先着を許している事からも徐々に衰え始めていると考えられますので、同馬の1着の可能性は厳しいと判断出来ます。
以上の内容から、12イスラボニータは抑え評価とします。
11エアスピネル分析
年明け初戦の京都金杯(GⅢ)からマイル路線に変更し見事1着になり、次走の東京新聞杯(GⅢ)3着、更にはマイラーズC(GⅡ)でも2着とマイル重賞でコンスタントに好走を続けて臨んだ本番の安田記念(GⅠ)では5着に敗れていますが、上り3F2位の脚を使い勝ち馬5サトノアラジンとはタイム差0.2秒の5着と差のない競馬をしている同馬。
そして、前走の富士S(GⅢ)では、春先まで先着を許していた12イスラボニータにタイム差0.3秒を付けて1着になっている事から4歳秋を迎えていよいよ本格化を遂げた印象を受けました。
それに、同馬の最大の強みはどんなレース展開でも好走している事です。
今回の鞍上は武豊→ムーアになりますが、ムーア騎手は世界を代表する名手ですので11エアスピネルの新味をうまく引き出し勝利に導く可能性も考えられますので不安よりも期待の方が大きいと言えます。
以上の内容から、11エアスピネルは1着の可能性有りの軸馬とします。
10クルーガー分析
6ヶ月休養明けとなった前走の富士S(GⅢ)では11番人気の低評価でしたが、上り3F最速の脚を使い勝ち馬11エアスピネルとはタイム差0.4秒の3着に善戦した同馬。
それもそのはず、同馬は昨年のマイラーズC(GⅡ)勝ち馬ですので実力は有ります。
但し、同馬のこれまでのレース内容から察するにGⅠレースになると少し物足りない印象を受けます。
しかし、体質が弱くあまり使われていない分データ量が少ないので断定は出来ません。
かといえ、軸馬にも出来ないので、10クルーガーは単穴評価とします。
8マルターズアポジー分析
前走の京成杯AH(GⅢ)では、最後に失速し勝ち馬13グランシルクにタイム差0.6秒の4着に敗れていますが、2走前の関屋記念(GⅢ)では見事に逃げ切り勝ちを飾っています。
上記2戦の違いを比較すると、まず敗れた京成杯AH(GⅢ)は、最後の直線に急勾配の坂があるコースに加えてトップハンデ58㎏を背負ってのレースでした。
そして、逃げ切り勝ちを飾った関屋記念(GⅢ)は、最後の直線平坦ですが非常に長いコースで斤量は57㎏を背負ってのレースでした。
そして、今回のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)は、最後の直線は平坦な京都コースで行われる事に加えて斤量57㎏を背負ってのレースになる事から考えれば、今回単騎で逃げれそうな同馬にとってはうってつけのレース条件と言えます。
以上の内容から、8マルターズアポジーは1着の可能性有りの軸馬とします。
7レッドファルクス分析
4ヶ月休養明けとなった前走のスプリンターズS(GⅠ)で見事に勝利を飾り2連覇を達成している同馬は今年で6歳を迎えていますが、衰えるどころか未だに進化し続けていると言える内容のレースをしています。
3.5ヶ月休養明けで臨んだ今年初戦の高松宮記念(GⅠ)で3着になった次走には200m距離延長となる1400m戦の京王杯SC(GⅡ)に出走し、トップハンデ58㎏を背負い重馬場で行われたレースを上り3Fメンバー中最速最速の脚を使い周囲の距離不安の心配をものともせずの完勝を飾りました。
その次走は更に200m距離延長のマイル戦1600mの安田記念(GⅠ)に出走し、上り3Fメンバー中3位の脚を使い勝ち馬5サトノアラジンとはタイム差0.1秒の3着とここでも周囲の距離不安の心配をものともしない強い競馬をしています。
スプリントGⅠ勝ち馬でマイルGⅠでも勝ち負け争い出来る強烈な末脚を武器にしている同馬を見ていると往年の名馬デュランダルを彷彿させます。
今回は叩き2走目で上積みも有りここは勝ち負け争い必至になると判断出来ます。
今回鞍上は、主戦のM・デムーロ騎手から弟のC・デムーロ騎手に乗り替わりとなりますが、彼自身もイタリアで2年連続リーディングジョッキーになっていて、兄にも引けを取らない高い騎乗能力を持つトップジョッキーですので、7レッドファルクスを勝利に導く大仕事をやってのけるでしょう。
以上の内容から、7レッドファルクスを管理人の本命馬とします。
最終決断
予想印
◎7レッドファルクス
◯11エアスピネル
◯8マルターズアポジー
△12イスラボニータ
▲10クルーガー
▲5サトノアラジン
×18ペルシアンナイト
×13グランシルク
×16ウインガニオン
×14ガリバルディ
×1ブラックムーン
×3ヤングマンパワー
×9レーヌミノル
買い目
今回のレース、7レッドファルクスが管理人の絶対的存在で同馬無しの馬券は考えられないので7レッドファルクスを軸にした3連単を本線に勝負します。
対抗軸には、マイル戦で安定した実績の11エアスピネルとマイペースで逃げたレースでは強い競馬をしている8マルターズアポジーを推薦します。
3連単
7 11 8
(6点)各500円 3000円
1着 7
2着 11 8
3着 10 5 12 18
(8点)各300円 2400円
1着 11 8
2着 7
3着 10 5 12 18
(8点)各200円 1600円
1着 7
2着 11 8
3着 16 13 3 9 14 1
(12点)各100円 1200円
1着 11 8
2着 7
3着 16 13 3 9 14 1
(12点)各100円 1200円
1着 7
2着 10 5 12 18
3着 11 8
(8点)各200円 1600円
1着 11 8
2着 10 5 12 18
3着 7
(8点)各200円 1600円
1着 10 5
2着 7
3着 11 8
(4点)各200円 800円
1着 10 5
2着 11 8
3着 7
(4点)各200円 800円
3連複
1列目 7
2列目 11 8
3列目 16 13 3 9 14 1
(12点)各100円 1200円
投資合計 15400円
グッドラック!~参考にするなよ~
コメントを残す