さあ、明日は函館競馬場に於いてサマー2000シリーズ2戦目となる函館記念(GⅢ)が行われます。
先週行われたサマー2000シリーズ1戦目の七夕賞を制したアルバートドックに待ったをかけるのはどの馬か?出馬表を見渡すと枠の明暗なども含めて非常に難解なレースになりそうです。
天候も当初晴れ予定だったのが、微妙に雨予報に変わっているのでその辺も視野に入れつつ分析して、最終決断をしていきます。
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1着候補で残った6頭の分析
前回の記事で残った6頭とその詳細は以下の通りです。
牡馬6歳 岩田(57kg)
2000m(3 1 1 5)
函館(1 0 0 0)
重馬場(0 1 1 2)
牡馬8歳 ホワイト(57.5kg)
2000m(4 0 0 0)
函館(未 経 験)
重馬場(2 0 0 4)
牡馬5歳 ティータン(55kg)
2000m(3 1 0 3)
函館(未 経 験)
重馬場(1 1 0 0)
牡馬4歳 藤岡佑(54kg)
2000m(2 0 1 1)
函館 (1 0 0 1)
重馬場(1 0 0 0)
牡馬7歳 内田(55kg)
2000m(1 4 4 0)
函館(未 経 験)
重馬場(1 1 2 2)
牡馬5歳 松岡(57kg)
2000m(1 1 0 4)
函館(1 0 0 1)
重馬場(1 0 0 4)
15ダービーフィズ分析
同レースの昨年の勝ち馬。
昨年は斤量54kgでの勝利でしたが、今年は斤量57kgでの出走になります。
斤量57kgについては、昨年同レースを勝った次走の札幌記念(GⅡ)で背負った際に、1着馬ディサイファと2着馬ヒットザターゲットとタイム差無しの3着で、上り3Fもメンバー中2位だった事を考えれば全然問題は無いでしょう。
それにしても判断の難しい馬で昨年の目黒記念(GⅡ)以降~前走迄に出走した重賞レース全9レースの中で、函館記念(GⅢ)と札幌記念(GⅡ)では好走しているのに、それ以外のレースでは惨敗しています。
只、同馬が好走した函館記念(GⅢ)と札幌記念(GⅡ)は共に洋芝の競馬場なので洋芝巧者と考えれば何ら不思議な事では無いので1着候補にしますが、外枠は歓迎材料になりません。
それに、重馬場の時は評価を下げます。
2トーセンレーヴ分析
2000m戦4戦4勝負けなしというデータだけを見ると即座に本命視したくなりますが、同馬はここ函館競馬場のみならず洋芝の競馬場でのレース経験が無いという点が取捨選択をし難くしています。
今回はGⅢ戦での斤量57.5kgを背負ってのレースになりますが対応可能かどうか?ですが、4走前のディセンバーS(OP)では、斤量59kgを背負って1着になっています。
その次走の有馬記念(GⅠ)では、斤量57kgを背負って6着でしたが、1着馬ゴールドアクターとはタイム差0.3秒で、上り3Fはメンバー中最速でした。
OP戦を斤量59kgで勝ち、GⅠレースでは斤量57kgを背負ってタイム差0.3秒で上り3F最速ならば、憶測ですがGⅢ戦の57.5kgは今の同馬ならこなせてもおかしくはないです。
洋芝適性の判断ですが、父親ディープインパクト自体は洋芝未経験ですが、その産駒の洋芝適性は五分五分です。
母親ビワハイジは現役時代に札幌3歳S(GⅢ)勝ちを含む洋芝2戦2勝の成績を残しています。
以上の内容から洋芝適性有りと判断して1着候補にします。
12ネオリアリズム分析
デビュー以来、芝1800mと芝2000mしか走っていないという珍しい戦歴の同馬。
洋芝適性に関しては札幌競馬場で2戦2勝の成績が示すように大丈夫でしょう。
今回は斤量55kgを背負ってのGⅢ戦ですが、過去の戦歴の中で2戦経験がありました。
- 中山金杯(GⅢ)2000m
7着(+0.5秒)
上り3F33.5秒(7位)
- 小倉大賞典(GⅢ)1800m
3着(+0.1秒)
上り3F35.0秒(4位タイ)
上記2戦の重賞レースの距離の内訳は、1800m戦と2000m戦が1戦ずつになっています。
コースに関しては、過去の戦歴から見て、中山コースも小倉コースも特に苦手意識は無い感じです。
上記の2戦の内容を比較すると、小倉大賞典(GⅢ)の方が好内容だというのは誰が見ても一目瞭然です。
違いは何か?コースの得手・不得手が無い事から違いは距離だとわかります。
同馬の過去の戦歴を見ると、2000mのレースと1800mのレースでは、位置取りも違います。
1800mだと道中は中団~後方ですが、2000mでは終いの脚が鈍るからなのか比較的前目に位置取っているケースが多いです。
それに、母親トキオリアリティー産駒で有名な馬のリアルインパクトやアイルラヴァゲインにしても短距離中心に使われていて、リアルインパクトに関しては1800mまでの距離を使われていましたが、1800m以上になるとパフォーマンスは落ちていました。
以上の内容から同馬にとって今回の2000mはやや長いと判断出来ます。
それに今回は5ヶ月休養明けとなるのも割引き材料の一つになります。
以上の内容から馬券圏内迄の評価とします。
尚、重馬場時も同じ評価です。
重馬場時も評価は変えません。
4バイガエシ分析
前走は函館の1000万クラスのレースで、2着馬サーブルオールを0.8秒ちぎって勝っている事から洋芝はこなせるようですが、クラスがクラスだけに判断が微妙なところです。
そこで0.8秒ちぎられた2着馬サーブルオールのレベルはいかほどのものなのかを調べてみることにしました。
サーブルオールは、前走で函館1000万クラス芝1800m戦でルグランフリソンのタイム差無しの2着でした。
そのルグランフリソンは、次走の函館OP巴賞芝1800m戦で、今回の函館記念(GⅢ)で人気になりそうな3レッドレイヴンに1.1秒差の8着に敗れています。
以上の内容をまとめると、サーブルオールとルグランフリソンは同等で、この2頭に4バイガエシと3レッドレイヴンは大差勝ちをしているので、この勝ち馬2頭の実力も同等と考えられます。
しかし、4バイガエシと3レッドレイヴンの違いは、前回の記事にも掲載していますが、3レッドレイヴンはベストは1800mで2000mの成績は良くありません。
一方、4バイガエシはと言いますと、2000m戦も大丈夫です。
となれば、洋芝適性有りの軽ハンデ54kgなので1着候補にします。
重馬場になれば同馬にとっては追い風となりますので評価はそのままとします。
16ファントムライト分析
7歳の同馬は今回のレースが24戦目と年齢の割にはあまり使われていません。
2000m戦の成績は(1 4 4 0)と複勝率100%です。
複勝率100%に対して、1着は1回で勝率は約11%となっていて、その1勝は1600万クラスでのものでした。
一見2000mの成績は素晴らしく思えるのですが、1着に関しての成績を見るとそうでもない数字になっています。
今回同様の斤量55kgでの重賞戦の成績は好走していますが、最後の一踏ん張りが利かない模様です。
そして今回は同馬にとって初の洋芝コースでのレースとなります。
洋芝適性の判断ですが、父親オペラハウス自体は日本国内でのレース経験無しで、その産駒の洋芝成績はあまり良くありません。
母親マリーシャンタルの洋芝成績も良くはありませんでした。
以上の内容から同馬の洋芝適性は無しと判断します。
しかし、2000m戦に於ける複勝率と斤量55kgでの重賞戦好走履歴があるので馬券圏内の可能性は有りと判断し抑え評価とします。
重馬場時も同じ評価とします。
7マイネルフロスト分析
洋芝に関しては可もなく不可もなくといったところです。
過去の戦歴の中で、斤量57kgを背負ったGⅢレースは、中山金杯2着と、小倉大賞典10着が有りました。
小倉大賞典は、出遅れてしまい逃げ馬の同馬には致命的でしたので、度外視できます。
中山金杯は好スタートを決めると、積極果敢に逃げての惜しい2着でした。
しかし、近3走は控えたり、出負けしたり、スタートを決めても行きっぷりが良くなかったりといった内容のレースが続いていて惨敗しています。
同馬の好走パターンは、好スタートを決めて単騎逃げからの粘り込みです。
近走の内容からすれば上記のような好走パターンにはなりにくいと思いますが、仮に好スタートを決めて好走パターンに持ち込めたとしても斤量57kgを背負っての中山金杯(GⅢ)2着時の上り3Fのタイムはメンバー中で最下位でしたので、最後の一踏ん張りが利かないのだと判断出来ます。
それに今回は、3ヶ月半の休養明けで同馬の休養明け成績は(0 0 0 3)からも今回1着の可能性は厳しいでしょう。
前残り有りの抑え評価とします。
重馬場時も同じ評価とします。
最終決断
今回も天候は微妙ですが、重馬場時の買い目もほぼ変わらないので1パターンのみです。
予想印
◎2トーセンレーヴ
◯4バイガエシ
▲15ダービーフィズ
×12ネオリアリズム
×16ファントムライト
×7マイネルフロスト
×8ケイティープライド
買い目1
単勝
②トーセンレーヴ 14.4倍 (8番人気)
1000円
⑮ダービーフィズ 16.7倍(9人気)
500円
馬単
④→②⑮⑫⑯⑦⑧(6点)
各200円 1200円
3連複
3連複フォーメーション(13点)
②⑮④ー②⑮④ー②⑮④⑦⑧⑫⑯
各100円 1300円
投資合計 4000円
グッドラック!~参考にするなよ~
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