5週連続東京競馬場GⅠ開催も残すところ今週の安田記念(GⅠ)のみとなりました。
同レースは春のマイル王決定戦で今年もハイレベル必至なメンバーが揃いました。
また、同レースは荒れるレースでも有名ですのでしっかり見極めて的中させ今春の負け分をここで精算できるように頑張ります。
週末の天候から良馬場開催になりそうです。
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各馬の見解
消し馬
同馬のこれまでの戦歴から安田記念(GⅠ)向きではないと判断して消します。
昨年同様ドバイターフ(GⅠ)からのローテーションでここに臨む同馬ですが、昨年の安田記念(GⅠ)の内容からマイル適性は低いと判断して消します。
マイル戦がギリギリの同馬は稍重馬場を味方につけ桜花賞馬の座に輝き昨年の稍重馬場で行われたマイルCS(GⅠ)でも4着に善戦しています。
そして、前走のヴィクトリアマイル(GⅠ)も稍重馬場で行われましたが10着惨敗という結論に終わっています。
マイル戦がギリギリの同馬にとって東京マイル戦は長すぎると感じましたので消します。
抑え評価
同馬のこれまでの戦歴を見ると寒い時期の成績は全くダメなのに対して暑い時期の成績は良い事がわかります。
近走2桁着順が続いていた同馬ですが、4ヶ月休養明けとなった前走の京王杯SC(GⅡ)では気候が暖かくなってきたので勝ち馬とタイム差0.3秒の7着に善戦しています。
昨年の中京記念(GⅢ)勝ちも暑い時期のレースですのでこの時期が得意な事がわかります。
ただ、1着の可能性となると厳しいので抑え評価迄とします。
前走大阪杯(GⅠ)を勝ち古馬中距離王者の座に就いた同馬。
しかし、マイル戦未経験な上に3歳時の速い流れになった皐月賞(GⅠ)で6着に敗れている事から判断すれば同馬のマイル適性は高いとは思えません。
但し、大阪杯(GⅠ)勝ち馬ですので抑え評価とします。
近走短距離重賞で善戦している同馬ですが、同馬の能力的に今回の舞台では厳しいと判断します。
但し、同馬は2歳時にマイルGⅠである朝日杯FS(GⅠ)勝ちがありますので抑え評価とします。
強烈な末脚を武器としている同馬は、2走前に京都金杯(GⅢ)で初重賞制覇を飾っています。
しかし、追い込み一辺倒なところがある馬ですので速い流れのGⅠレースでは1着の可能性は厳しいと判断します。
以上の内容から、13ブラックムーンは抑え評価とします。
年明けからマイル路線に変更した同馬は3ヶ月休養明けで迎えた初戦の東京新聞杯(GⅢ)で牡馬相手に見事1着になりました。
続く2戦目の阪神牝馬S(GⅡ)もタイム差無しの3着に好走していて、迎えた前走本番のヴィクトリアマイル(GⅠ)でもタイム差無しの2着に好走しています。
同馬がこれまでに出走したマイル戦は全8戦でその成績は(2 4 2 0)で複勝率100%と安定した数字を残しています。
この数字だけを見ると同馬は軸馬級の扱いになるのですが、同馬のこれまでの戦歴の中に安田記念(GⅠ)というレースにおいて欠かせない幾つかの重要事項を経験していないため同レースに対応可能か疑問符が付くためで軸馬にはできませんでした。
但し、上記に記したように同馬はマイル適正能力の高い馬ですので難なくこなしてしまう可能性も考えられます。
以上の内容から、14リスグラシューは抑え評価とします。
軸馬候補に残った馬
軸馬候補で残った馬は以下の8頭です。
軸馬候補が8頭残った事から今年の安田記念(GⅠ)はこれといって抜けた馬がいない事がわかります。
先述しているようにこの安田記念(GⅠ)で好走するためには幾つかの重要事項をクリアしていなければいけません。
その点を踏まえたうえで8頭の分析をしていきます。
4アエロリット分析
昨年度のNHKマイルC(GⅠ)勝ち馬で1600m成績(1 3 0 2)・東京コース成績(2 1 0 1)で着外は全て馬場状態が悪い時のレースですので、良馬場時の連対率は100%となっていて東京マイル戦には滅法強い事がわかります。
中山記念2着以来2.5ヶ月ぶりのレースとなった前走のヴィクトリアマイル(GⅠ)では稍重馬場に泣きましたが、1度使われ良馬場開催になる今回は前走以上の結果を期待できそうです。
安田記念(GⅠ)特有のスピード持続型のレースもこなせて暑い時期にも強い馬ですが、今回初となる斤量56㎏に対応出来るかどうか?が焦点になります。
同馬自身が未経験ですので近親馬を見ると、同じクロフネ産駒の牝馬スリープレスナイトが馬体重500kg超で斤量56kgを克服しています。
さらに母系にヌレイエフ系の血が入っていました。
4アエロリットも500kg超の馬体重で母系にヌレイエフ系の血を持っているので斤量56kgを克服可能と判断します。
以上の内容から、4アエロリットを対抗評価とします。
8キャンベルジュニア分析
3.5ヶ月の休養期間を経て臨んだ年明け初戦のダービー卿CT(GⅢ)でタイム差0.1秒の2着に善戦し前走の京王杯SC(GⅡ)でもタイム差無しの2着に好走している同馬。
上記2戦の内容から安田記念(GⅠ)への適正能力の高さは証明済みですが、同馬も又斤量58kgを克服出来るかどうか?に疑問符が付きます。
同馬自身が未経験ですので近親馬を見ると、なんと今回のレースに出走してきた香港馬7ウエスタンエクスプレスと同じ父馬でした。
この2頭の共通点は馬体重550㎏前後の大型馬である事です。
その7ウエスタンエクスプレスは過去に58㎏超の斤量を背負ったレースで勝ち鞍を挙げています。
但し、それらのレースは重賞レースではない事や8キャンベルジュニアの3走前の阪神C(GⅡ)の内容を見ると斤量57kgで11着に惨敗していますので同馬の斤量58㎏への対応は半信半疑となります。
以上の内容から、8キャンベルジュニアは抑え評価とします。
15サングレーザー分析
昨年のスワンS(GⅡ)から4戦連続短距離重賞で好走を続けている同馬。
その中でも、近2走の内容は安田記念(GⅠ)好走に欠かせないスピード持続型のレースであった事を考えれば好内容と言えます。
しかし、意外にも同馬は今回の東京コースは未経験でした。
そして、同じ左回りコースの中京のマイル戦では大敗を喫している事から左回りが苦手な可能性が浮上しました。
それに斤量58㎏も未経験で父馬ディープインパクト産駒の馬の成績を見ても様々である事から判断しづらくなっています。
克服する可能性も有りますが現在単勝2番人気ですので危険な人気馬とも言えます。
管理人的には不確定要素の有る人気馬よりも不確定要素のある人気薄馬の方を推したいので、15サングレーザーは単穴評価とします。
12ヒーズインラブ分析
重賞初挑戦となった前走のダービー卿CT(GⅢ)で見事1着になった同馬。
このレース内容が安田記念(GⅠ)特有のスピード持続型のレースであった事から今回も期待が高まります。
しかし、同馬自身も斤量58㎏が未経験である事から、父馬ハービンジャー産駒の成績を見てみると全ての馬が58㎏に対応出来ていない事がわかりました。
以上の内容から、12ヒーズインラブは抑え評価とします。
5ペルシアンナイト分析
昨秋に同じマイルGⅠレースのマイルCS(GⅠ)を勝っている同馬の1600m成績(3 0 1 1)ですが、その中には安田記念(GⅠ)特有のスピード持続型のレースがありませんでした。
そして、東京コース成績(0 1 0 2)も評価を下げざるを得ない数字と言えます。
それに同馬自身も斤量58㎏が未経験である事から、父馬ハービンジャー産駒の成績を見てみると全ての馬が58㎏に対応出来ていない事がわかりました。
以上の内容から、同馬の1着の可能性は厳しいと判断します。
但し、同馬は昨年のマイルCS(GⅠ)勝ち馬である事や皐月賞(GⅠ)2着の実績があるので抑え評価とします。
10モズアスコット分析
デビュー戦が3歳と遅かったため同期の4歳馬よりもキャリアが少ない同馬。
デビューからの2戦は距離が長かったようで惨敗していますが、3戦目以降はマイル前後の距離を使われ4連勝を飾っています。
そして、重賞初挑戦となった阪神C(GⅡ)でも1線級相手にタイム差0.4秒の4着と引けを取らない競馬をしています。
その次走以降の阪急杯(GⅢ)・マイラーズC(GⅡ)で連続2着に好走しており共に安田記念(GⅠ)好走に欠かせないスピード持続型のレースであったので今回好走する可能性はあります。
しかし、前走5/27の安土城S(OP)から連闘になる事や同馬自身これまで斤量56.5㎏までしか経験していないので、今回の斤量58㎏に対応出来るかどうかという不安要素が有ります。
そこで、父馬フランケル産駒の成績を見てみると、4歳牝馬で昨年のオークス馬ソウルスターリングが今年の阪神牝馬S(GⅡ)で牡馬の58㎏にあたる斤量56㎏を背負い惨敗していました。
そして、10モズアスコットとソウルスターリングの2頭は馬体重も同じくらいである事から判断すれば斤量58㎏は克服不可能という事になります。
但し、10モズアスコット自身が未経験であるので不確定要素になります。
以上の内容から、10モズアスコットは抑え評価とします。
9レッドファルクス分析
昨年の同レースでは勝ち馬サトノアラジンのタイム差0.1秒の3着に好走している同馬。
昨年は、3.5ヶ月休養明けに高松宮記念(GⅠ)を使い、その次走に京王杯SC(GⅡ)を使うローテーションでしたが、今年は3.5ヶ月休養明けに阪急杯(GⅢ)を使い、高松宮記念(GⅠ)を使った後はレースを使わず間隔に余裕を持ってここに臨んできました。
今年で7歳を迎えますが衰え感を全く感じさせない出来で今回の出走メンバーの中でも唯一斤量58㎏の重賞レースで好走しています。
安田記念(GⅠ)好走に欠かせないスピード持続型のレースに至っても昨年の安田記念(GⅠ)で証明済みで暑い時期にも強い馬です。
以上の内容から、同馬だけが安田記念(GⅠ)で好走するための全ての重要事項をクリアしていますので、管理人の本命馬は9レッドファルクスとします。
7ウエスタンエクスプレス分析
今年の香港からの刺客である同馬は、前走のチャンピオンズマイル(GⅠ)や昨年の香港マイル(GⅠ)で2着に好走しています。
重賞レースではありませんが58㎏以上の斤量にも対応出来ています。
日本の高速馬場への対応に疑問符が付きますが、2走前のチェアマンズT(GⅡ)2着時の1.32.9の時計や今回出走している8キャンベルジュニアと父馬が同じ事から高速馬場への対応は可能と言えそうですが、1着の可能性となると同馬の1600m成績(0 3 1 6)から厳しいと判断します。
以上の内容から、7ウエスタンエクスプレスを対抗評価とします。
最終決断
予想印
◎9レッドファルクス
〇4アエロリット
☆7ウエスタンエクスプレス
▲15サングレーザー
△8キャンベルジュニア
△12ヒーズインラブ
△10モズアスコット
△5ペルシアンナイト
△1スワーヴリチャード
△14リスグラシュー
×16ウインガニオン
×13ブラックムーン
×2サトノアレス
買い目
馬券は唯一全項目をクリアしている9レッドファルクスを軸に組み立てていきます。
尚、取りこぼし防止の為消し評価の馬も抑えておきます。
単勝
9レッドファルクス 1000円
3連単
軸馬9 4
相手15 5 1 14
(24点)各100円 2400円
3連複
1列目 9
2列目 4 7 8 12 10
3列目 4 7 8 12 10 15 5 1 14 16 13 2
(60点)各100円 6000円
投資合計 9600円
グッドラック!~参考にするなよ~
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