つい先程出走馬の発表があり、今年の安田記念(GⅠ)は昨年の少頭数とは違いフルゲート18頭で行われる事が決定しました。
今年は昨年のモーリスの様に特別抜けた存在がいない為、どの陣営にもチャンスが有りそうです。
そういった事もフルゲート18頭だてになった要因と言えるでしょう。
現在の天気予報によるとレース当日の馬場状態は良馬場になりそうです。
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前回迄で残った馬
前回の記事で馬券圏内の可能性がある馬で残った馬は以下の13頭です。
出走予定馬分析
それでは早速前回の続きの分析を行っていきます。
ここまで残った13頭の分析
キャリア40戦の8歳馬ですが、前走の京王杯SC(GⅡ)で2着になっている様にこの歳でもまだ通用している同馬。
安田記念(GⅠ)には、過去3回出走履歴があって2015年のレースでは3着に善戦しています。
斤量58kgのレースで好走履歴があって、年齢の割に前走も善戦出来ているので、クラレントは抑え評価とします。
今回の東京マイル戦に於いて、同馬のマイル成績(5 0 0 0)・東京コース成績(4 0 0 0)だけを見ていると圧倒的な数字になっています。
しかし、前走OP戦を勝ったところで重賞戦は未経験となっています。
重賞レース未出走馬がいきなりGⅠレースに出て勝てるほど甘くはないと言うのが管理人の見解です。
それに加えて今回同馬は3ヶ月休養明けになるので尚更厳しいレースを強いられる事になるでしょう。
これまでのマイル戦5勝の内容を見ても特筆する内容ではありませんので、グレーターロンドンは抑え評価とします。
生粋の追い込み馬で1400m戦~1600m戦の重賞レースで活躍しています。
しかし、1400m重賞戦では2勝挙げていますがマイル重賞戦では勝ち鞍がありません。
強烈な末脚は有るものの、マイル戦になると届いていない事から同馬にとって1400m戦がベスト距離と言えそうです。
同馬の1着の可能性は厳しいと判断しますが、昨年の同レースで3着馬とはクビ差の4着になっている事からも馬券圏内の可能性は有ると判断します。
以上の内容から、サトノアラジンは抑え評価とします。
年明けから3戦連続マイル戦を使われている様にマイル路線に変更となった同馬。
初戦の京都金杯(GⅢ)は淀みのない流れになり、勝ち馬エアスピネルにタイム差無しの2着迄詰め寄っています。
2戦目の東京新聞杯(GⅢ)では、スローペースを単騎で逃げてエアスピネルを抑えて重賞初勝利を飾っています。
そして、前走のマイラーズC(GⅡ)では、2着馬エアスピネルとはタイム差0.2秒の4着に敗れています。
以上の3戦全てでエアスピネルと対戦していて唯一先着しているレースが、スローペースの東京新聞杯(GⅢ)です。
今回の安田記念(GⅠ)は、東京新聞杯(GⅢ)の様な遅い流れにはまずならないのでブラックスピネルには分が悪く1着の可能性は厳しいと言えそうです。
以上の内容から、ブラックスピネルは抑え評価とします。
芝・ダート兼用の同馬は5走前にCBC賞(GⅢ)で重賞初勝利を飾ると、その勢いで一気にスプリンターズS(GⅠ)勝ちを果たしGⅠ馬になりました。
その後、香港スプリント(GⅠ)で敗れた後の高松宮記念(GⅠ)では3着と力のある事を証明しています。
そして、前走1400m戦の京王杯SC(GⅡ)では斤量58kgを背負って1着になっています。
しかし、同馬の過去の戦歴から1度だけ使われているマイル戦の成績を見ると、勝ち馬からタイム差1.3秒離されての9着と大敗を喫しています。
その事から判断すれば、同馬にとってマイル戦は長いのかもしれません。
但し、GⅠ勝ちの実績と前走斤量58kgを背負って勝っている事を考慮すれば今回消す事は出来ません。
以上の内容から、レッドファルクスは抑え評価とします。
前走のダービー卿CT(GⅢ)で重賞初勝利を飾った同馬。
2走前の東風S(OP)は、7ヶ月休養明けで勝ち馬グレーターロンドンにタイム差0.2秒の3着になっている事からもそこそこやれている事がわかります。
しかし、上記の2戦は共に斤量56kgのレースで今回の安田記念(GⅠ)は斤量58kgを背負うレースになります。
そこで同馬の過去の戦歴を見ると、斤量57kgを背負ったレースは2戦ありました。
その詳細は以下の通りです。
東京芝1400m 稍重
雲雀S 1600万 11着
札幌芝2000m 稍重
札幌記念(GⅡ) 15着
札幌記念(GⅡ)に関しては、洋芝や距離的な要素が敗因の可能性もありますが、雲雀Sの敗因はマイル成績が悪くない事や、前走勝っているダービー卿CT(GⅢ)が稍重馬場だった事から考えると斤量57kgに対応出来なかった可能性が浮上します。
今回の安田記念(GⅠ)は、斤量58kgを背負うレースですので、同馬にとっては厳しいと判断します。
以上の内容から、ロジチャリスは抑え評価とします。
(外国馬)
昨年に続き今年も香港から参戦してきた同馬。
前走のチャンピオンズマイル(GⅠ)では、今回出走するもう1頭の香港馬ビューティーオンリーにタイム差0.1秒付けて快勝しています。
同馬の昨年の安田記念(GⅠ)の成績は、勝ち馬ロゴタイプとはタイム差1.3秒の12着と大敗を喫しています。
しかし、当時の馬体重―21kgだった事から判断すると輸送が上手くいかなかった上での大敗かもしれません。
自国香港のレースで世界のマイル王モーリスにタイム差0.4秒のレースをしている事や、斤量58kg以上を背負ったレースでも善戦している事を考慮して、コンテントメントは抑え評価とします。
残った馬
1着候補で残った馬は以下の6頭です。
次回の記事では最終決断と買い目を公開します。
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