馬(サラブレッド)の血統について

競馬のレースに出走する馬の事をサラブレッドと言います。

このサラブレッドには、それぞれの血統があり、この血統によってその馬の強さや、得意な距離等の特徴が見えると言っても過言ではありません。

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サラブレッドの血統とは

サラブレッドの歴史は300年にも上ります。

サラブレッドの歴史は、17世紀の初め頃で300年もの歳月を経て、改良に改良を重ねて現在に至ります。

つまり血統とは、その馬の改良の歴史をさかのぼって、その馬の能力を知る重要な要素となると言う事なのです。

サラブレッドも私達人間と同じように、両親の性格や個性を受け継いでいるのです。

競馬は「ブラッド・レース」と言われているように、サラブレッドがレースに参加する時に、そのサラブレッドの両親の実績等の血統を探る事で、そのコースや距離に適しているのかの判断材料となるのです。

全兄弟と半兄弟

サラブレッドは、父が同じでも母が異なると兄弟とは言えません。父馬となるサラブレッドは基本的に毎年複数の馬に種付けするので、産駒の能力や血統的な傾向を知る事ができます。

それに対して、母馬は1頭の産駒しか送り出せないのです。

以上の事から、父馬が同じサラブレッドはたくさんいるのですが、母馬が同じサラブレッドは非常に少ないと言う事が分かります。

因みにですが、母馬は生涯で多くても10頭程しか産駒を産めないので、そのサラブレッドの傾向を掴む為には母馬の父馬の特徴を知る事がポイントとなります。

父馬と母馬が同じサラブレッドの事を「全兄弟(姉妹)」と言い、父馬が違って母馬が同じ場合を「半兄弟(姉妹)」と言います。

三大始祖について

三大始祖とは、現在のサラブレッドの直系父系祖先を可能な限りさかのぼった場合に辿り着く種牡馬の事を言います。人間でいう家系図をさかのぼるような感覚です。

その種牡馬の名前は以下の通りです。

  • ダーレーアラビアン (Darley Arabian 1703)
  • バイアリーターク (Byerley Turk 1679)
  • ゴドルフィンアラビアン (Godolphin Arabian 1724)

上記の3頭が、今のところ最も古いと言われている種牡馬になります。

現在のサラブレッドの血統を、父の父、そのまた父、という風にさかのぼると、必ず上記の3頭の種牡馬に辿り着くと言われております。

その中でも「ダーレーアラビアン」が、現在最も多く繁栄している父系と言われていて、世界中のほとんどのサラブレッドはこの血統になります。

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