今週は東京競馬場で秋の古馬3冠競争の第1弾天皇賞・秋(GⅠ)が開催されます。
今年の出走メンバーは13頭と若干少なめではありますが、GⅠ馬7頭の豪華競演となりました。
この天皇賞・秋(GⅠ)と11月末のジャパンC(GⅠ)、それに年の瀬に行われるグランプリレース有馬記念(GⅠ)の3レースを秋の古馬3冠競争と言われていて、同一年に行われるこの3レースで全て優勝した馬には、内国産馬には2億円・外国産馬には1億円の褒賞金が贈られます。
しかし、古馬GⅠ3連戦になりますので馬の実力はさることながら過酷なローテーションになります。
そして、過去この秋の古馬3冠を達成した馬はテイエムオペラオー(2000年)・ゼンノロブロイ(2004年)の2頭のみである事からも至難の業である事がわかります。
そういった意味からこの天皇賞・秋(GⅠ)を秋の始動戦にする有力馬陣営は秋の古馬3冠達成を本気で狙っているという見方も出来ます。
しかし、それが後半戦に余力を残せて吉と出るのか?それとも初戦が調整不足になり凶と出るのか?見極めが非常に困難になりそうです。
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各馬分析
消し馬
これまでの戦績から通用しないので消し評価とします。
秋華賞(GⅠ)とドバイターフ(GⅠ)の国内・国外中距離GⅠ勝ちがある同馬。
しかし、斤量が56㎏になった途端パフォーマンスを落としている事から今回のレースでは消し評価とします。
AJCC(GⅡ)勝ち馬で重賞戦でも大崩れはありませんが、斤量57kg以上を背負ったレースでは通用していないので消し評価とします。
マイル前後の距離を中心に使われていて、重賞勝ちは京都金杯(GⅢ)がある同馬。
今回の2000m戦は未経験な上に、適距離のマイル戦でも斤量57.5kg以上を背負ったレースで惨敗しているので消し評価とします。
馬券圏内の可能性がある馬で残った馬は以下の8頭です。
残った馬
7歳になる同馬は今回で同レース4度目の挑戦となります。
さすがに7歳ともなれば厳しい感じもしますが、過去3年の同レースの成績を見ると、もともと重馬場を苦手としているので昨年の超不良馬場は度外視して、2年前・3年前のレースでは複勝圏内に入っているので、同馬のこのレースへの適性能力の高さが窺えます。
昨年のダービー馬で、その年のジャパンC(GⅠ)では古馬相手に2着と強い競馬をしている同馬は、6ヶ月休養明けとなった前走のオールカマー(GⅠ)でもきっちり勝利を挙げています。
しかし、同馬もまた斤量58㎏を背負うレースが未経験ですので対応出来るかどうかの疑問符がつきます。
同馬も皐月賞馬7アルアイン・ダービー馬4レイデオロと同世代の4歳馬で、昨年の日本ダービー(GⅠ)では勝ち馬4レイデオロとタイム差無しの2着の接戦を演じています。
4歳馬となった今年は2000mGⅠの大阪杯(GⅠ)を制し、続く安田記念(GⅠ)では、斤量58㎏を背負い勝ち馬モズアスコットとタイム差0.1秒の3着に好走しています。
今回は5ヶ月休養明けになりますが、追いきり内容が絶好な点や昨秋のアルゼンチン共和国杯(GⅡ)も5.5ヶ月休養明けで勝利しているので力を出せる状態にあると判断します。
一昨年のダービー馬ですが、その年の凱旋門賞(GⅠ)で惨敗して以来勝ち鞍が無い同馬。
9か月休養明けとなった前走の札幌記念で勝ち馬9サングレーザーにタイム差無しの2着に迫るレースをしていて少し復調の兆しを見せました。
今回は今乗れている武豊騎手とのコンビになる事からも軽視は禁物です。
皐月賞馬で2000m戦の成績も(1 0 1 0)で、5ヶ月休養明けとなった前走オールカマー(GⅡ)でも同世代のダービー馬4レイデオロとタイム差無しの2着とこのメンバーに入っても通用する力を持っている同馬。
しかし、これまで斤量58㎏を背負った経験が無い為、それに対応できるかどうかに疑問符がつきます。
昨年の暮れ頃からマイル路線中心で使われていて、マイルチャンピオンシップ(GⅠ)では勝ち馬とタイム差0.1秒の3着に好走している同馬。
ところが、2走前の安田記念(GⅠ)では勝ち馬とタイム差0.2秒の5着に敗れています。
その安田記念(GⅠ)は斤量58㎏を背負うレースですので、同馬には斤量58㎏を背負うレースは厳しいと判断します。
前走の札幌記念(GⅡ)で2000m戦初勝利を挙げていますが、東京2000mとなると同馬には厳しい戦いになりそうです。
皐月賞馬7アルアイン・ダービー馬4レイデオロと同世代の菊花賞馬で菊花賞(GⅠ)後のレースで惨敗続きでしたが、3.5ヶ月休養明けの前走毎日王冠(GⅡ)では、斤量58㎏を背負い勝ち馬とタイム差0.2秒の3着に善戦して復調の兆しを見せています。
休養明けで斤量58㎏を背負っての内容だったのでここでも通用する力はあるでしょう。
前走の宝塚記念(GⅠ)でGⅠ初勝利を挙げた同馬。
しかし、11ミッキーロケットには申し訳ないですが、当時他の有力出走馬が本来の出来にあらず的な状態であった事等が同馬に好転した結果の勝利で管理人的にはフロック視しています。
それに今回は4ヶ月休養明けである事や相手が強力である事から同馬にとって厳しい戦いになりそうです。
良馬場2000m重賞戦では好走している同馬。
2走前の函館記念(GⅢ)で斤量57.5㎏で好走しているので58㎏を苦にしなければ穴で一考。
最終決断
GⅠ馬7頭が集う今回のレースですが、好走するには実績はもちろんの事ではありますが、最大のポイントは斤量58㎏(牝馬は56㎏)をこなせるかという点です。
その事を考慮すれば、今回の天皇賞・秋(GⅠ)と同じ2000mGⅠの大阪杯(GⅠ)勝ち馬で、前走の安田記念(GⅠ)で斤量58㎏を背負い3着に好走している5スワーヴリチャードが条件を満たしています。
5ヶ月休養明けに至っては先述しているように心配無用ですので、管理人は5スワーヴリチャードを本命馬にします。
そして、前走斤量58㎏を背負った毎日王冠(GⅡ)で好走し復調の兆しを見せた10キセキを対抗馬に指名します。
もう1頭の軸馬に7アルアインを指名します。
昨年の皐月賞馬で今年の大阪杯(GⅠ)でも勝ち馬5スワーヴリチャードとタイム差0.2秒の3着に好走していて、5ヶ月休養明けの前走オールカマー(GⅡ)でも4レイデオロ相手にタイム差無しの2着と強い競馬をしています。
それらの成績から同馬にとってのベスト距離は2000m前後の距離と思われます。
斤量58㎏は未経験ですが、ディープインパクト産駒である事と510㎏超の馬格からこなせると判断します。
予想印
◎5スワーヴリチャード
〇10キセキ
☆7アルアイン
▲4レイデオロ
△9サングレーザー
△6マカヒキ
×1ステファノス
×11ミッキーロケット
×12サクラアンプルール
買い目
馬券は◎5スワーヴリチャード・〇10キセキ・☆7アルアインの3頭を中心に組み立てていきます。
3連単
1着 5
2着 10 7
3着 10 7 4 9 6 1 11 12
(14点)各100円 1400円
1着 10 7
2着 5
3着 10 7 4 9 6 1 11 12
(14点)各100円 1400円
1着 5
2着 4 9 6
3着 10 7
(6点)各100円 600円
1着 10 7
2着 10 7 4 9 6
3着 5
(8点)各100円 800円
1着 4
2着 5
3着 10 7
(2点)各100円 200円
1着 4
2着 10 7
3着 5
(2点)各100円 200円
3連複
1列目 5
2列目 10 7
3列目 9 6 1 11 12
(10点)各100円 1000円
軸馬 10 7
相手 4 9 6 1 11 12
(6点)各100円 600円
投資合計 6200円
グッドラック!~参考にするなよ~
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