第66回安田記念レース回顧

2016年度第66回安田記念は、波乱の結果となりました。

7連勝中(GⅠ4連勝中)の快進撃を続けていた単勝オッズ1.7倍1番人気の世界のマイル王「モーリス」を、抑えて逃げ切り勝ちを果たし波乱の立役者となったのは、単勝オッズ36.9倍 8番人気の6ロゴタイプでした。

同馬にとってはGⅠ勝ちは朝日杯FS・皐月賞に次いでの3勝目で、勝ち鞍も2013年の皐月賞以来、約3年2ヶ月ぶりの復活勝利となりました。

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第66回安田記念結果

1着▲6ロゴタイプ(8人気)

2着◎8モーリス(1人気)

3着-10フィエロ(6人気)

私の予想は残念ながら不的中という結果に終わりました。

惨敗です・・・

レース結果内容

まさか、あのモーリスが敗れた!

今回の結果は、その一言に尽きるのではないでしょうか?

レース当日の天候は朝からあいにくの雨模様でした。

この雨模様の天候は、世界のマイル王モーリスにとっても決してプラスには働かない懸念材料の一つだったのかもしれません。

同馬の過去の戦歴の中で、稍重以上の馬場経験は1戦のみでした。

そのレースは、2015年の中山芝1800mのスピカSで1600万クラスのレースでした。

単勝オッズ1.5倍の1番人気に推され、結果1着だったものの決して際立った内容ではなく、同馬の実力から考えると、ごく普通の勝ち方でした。

そのような内容を踏まえると、今回のような稍重馬場も敗因の一つだったのかもしれません。

あと個人的に不安視していたのが、T・ベリー騎手のテン乗り(初騎乗)でした。

結果論ではありますが、なぜこれほどの実力馬がGⅠレースに出走するのに、テン乗り騎手を起用したのか?

モーリスをよく知るジョッキーが騎乗していたのであれば、かからなかったのかもしれません。

はっきりとした敗因はわかりませんが、一つ言える事があります。

競馬に絶対はない!

だから、競馬はおもしろいのです。

さて、周囲の予想をよそに低評価8番人気ながら見事逃げ切った6ロゴタイプ

田辺騎手の手腕も光りました。

モーリスに関しては、パドックや返し馬を見た感じでは、テンションに問題は無く、馬体のハリや毛づやを見ても状態は順調でした。

しかし、レースで好スタートを決めると、中団に控えると思っていたのが、鞍上のTベリー騎手が抑えきれないほどの勢いで、一気に2番手へ。

Tベリー騎手の談話だと、ペースが思ったより遅く、前に馬を置いて運べなかった分、かかってしまった。と、話しているように、1000m通過タイムは、安田記念では異例の59.1とかなり遅いものでした。

そしてようやく落ち着いた時にはもう3コーナー過ぎの地点でした。

敗因は、超スローペースで前半かかってしまった分の体力の消耗が大きかった為、超スローペースの単騎逃げをさせてもらえた6ロゴタイプを最後まで捕まえきれなかった事でしょう。

しかし、そのような内容でも2着を死守する辺りはさすがです。

連勝こそ7でストップしましたが、今後も同馬の活躍に期待しています。

さて、今年の上半期のGⅠレースも残すところあと今月末の宝塚記念のみとなりました。

その前に今週は東京競馬場では、エプソムC(GⅢ)が阪神競馬場では、マーメイドS(GⅢ)が開催されます。

今週は東西両メインの予想分析を載せていきます。

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