つい先程、出走馬が確定して18頭フルゲートで行われることが決まりました。
最近のGIレースは出走頭数が少なかったので、久しぶりのフルゲートになり特別抜けた存在も不在ですので一際盛り上がりそうです。
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前回迄で残った馬
前回の記事で馬券圏内の可能性がある馬で残った馬は以下の12頭です。
出走予定馬分析
それでは早速前回の続きの分析を行っていきます。
ここまで残った12頭の分析
前走は牡馬混合のOP戦ポートアイランドSで、斤量56kgを背負って逃げきり勝ちをした同馬。
同馬の過去の戦歴を見ると、年明け初戦の京都金杯(GⅢ)では自身初の重賞勝ちを果たしていてその他にも重賞戦で善戦しています。
しかし、3走前のヴィクトリアマイル(GⅠ)では、斤量55kgを背負い1着ストレイトガールにタイム差1.4秒の11着と大敗を喫しています。
牡馬混合重賞の京都金杯(GⅢ)を勝った時は斤量53kgだったのに対して、牝馬限定重賞の京都牝馬S(GⅢ)では1着クイーンズリングにタイム差0.2秒の3着に敗れています。
以上の内容から判断すれば、同馬にとって斤量55kgを背負った重賞戦ではベストパフォーマンスが出来ていない事が判ります。
よって同馬の1着の可能性は厳しいと判断しますが、コース実績を考慮してウインプリメーラは3着迄の抑え評価とします。
3ヶ月休養明けとなった前走の富士S(GⅢ)では、1着ヤングマンパワーとはタイム差0.3秒の5着に敗れています。
今までOP勝ちも無かった同馬ですが、休養前の中京記念(GⅢ)では、後方一気の追い込みで見事1着となり初重賞勝ちを飾りました。
ところが、中京記念(GⅢ)前に出走していたOP戦3レースでの結果は全て着外でした。
因みに、その時の斤量は全て56kgでした。
そして、中京記念(GⅢ)では斤量55kgを背負って勝っています。
そして、前走の富士S(GⅢ)では斤量57kgを背負って着外に敗れています。
以上の内容から同馬にとって、斤量57kgは厳しいという事になり、その上今回はGⅠレースになるので1着の可能性は厳しいと言えます。
但し、休養明けの前走はそれほど大きく敗けていない事と、追い込みが嵌まった時の馬券圏内の可能性は有りと判断して、ガリバルディは3着迄の抑え評価とします。
今年で8歳を迎え今回のレースが46戦目となる同馬。
中距離戦でのイメージが強く、今夏のサマー2000シリーズにも参戦していた同馬がマイル戦に出走してきたのは意外でした。
しかし、同馬の過去の戦歴を見ると、1600m戦の成績(1 3 1 0)で、連対率80%で複勝率100%となっていました。
とはいえ、1600m戦のレースは全て2~3歳時の500万クラス以下でのレースでレースレベルとしては低いものと言えます。
但し、1800m~2000mの重賞戦で善戦している事から判断すると1着の可能性は厳しいですが、ここでも善戦する可能性は有りそうですので、ダコールは馬券圏内迄の抑え評価とします。
4ヶ月休養明けとなった前走の毎日王冠(GⅡ)では、1着ルージュバックとはタイム差0.9秒の6着と惨敗しています。
同馬の過去の戦歴を見ると、中距離戦でのレースが多く、1600m戦に至っては2走前の安田記念(GⅠ)が初出走で今回が2走目となります。
その安田記念(GⅠ)では、1着ロゴタイプとはタイム差0.3秒差の6着に敗れていますが、初マイルだった事を考慮すれば上々の内容だったと思います。
そんな同馬の重賞勝ちは全4勝で、その内訳は以下の通りです。
東京芝1800m 斤量56kg
1着 1.46.2(33.6)[―0.0]
中京芝2000m 斤量57kg
1着 2.01.2(35.3)[―0.2]
札幌芝2000m 斤量57kg
1着 1.59.0(36.0)[―0.0]
中山芝2200m 斤量57kg
1着 2.12.0(34.9)[―0.2]
以上の内容を見ると、勝ち鞍が1800m~2200m戦ですので、やはり中距離戦に強い事が判ります。
それに重賞4勝の内容や過去のレース内容を見る限りでは、同馬にとってマイル戦の流れは忙しい印象を受けました。
それに同馬と今回出走予定のイスラボニータとはタイプがよく似ています。
そのせいなのか、同じレースでの対戦も多くなっています。
それらのレース内容から判断すると、ディサイファはイスラボニータより劣っていると言えそうです。
その上今年で7歳を迎えたせいか昨年と比較すれば衰えを感じます。
以上の内容から、同馬の1着の可能性は厳しいと判断します。
但し、中距離重賞4勝の実績を考慮して、ディサイファは馬券圏内迄の抑え評価とします。
休養明け2戦目となった前走の札幌記念(GⅡ)では、世界のマイル王モーリスを退け見事逃げ切り勝ちを果たしました。
今までOP勝ちも無かった同馬がいきなりGⅡレースで勝ったので驚かされました。
しかし、同馬は洋芝巧者な面が有り、レース当日は雨が降っていて馬場状態は稍重馬場だった事から判断すれば洋芝巧者で重馬場を得意とする同馬にとっては、願ってもない舞台だったと言えます。
そして、このレースには世界のマイル王モーリスが休養明けで、天皇賞・秋(GⅠ)前の前哨戦として自身初の2000m戦の試走を兼ねて出走していました。
他の有力馬がモーリスをマークする事に気をとられているのをよそに、ルメール騎手は
ネオリアリズムに気分良く一人旅をさせた結果見事に逃げ切り勝ちを果たしました。
しかし、今回の1600m戦は同馬にとっては未経験になります。
そこで同馬の過去の戦歴を見ると、これまで同馬が勝っているレースや善戦しているレースは全て時計が掛かっています。
その事から判断すれば、今回のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)はスピードを要するレースですので、同馬の1着の可能性は厳しいと判断出来ます。
但し、1600m戦が未経験ですので憶測だけでは判断しかねます。
よって、ネオリアリズムは馬券圏内迄の抑え評価とします。
5ヶ月休養明けとなった前走のスワンS(GⅡ)では、1着サトノアラジンとはタイム差0.6秒の9着に惨敗しています。
同馬の過去の戦歴を見ると、GⅠレースで勝ち負け出来る程の力が有りながらも、未だに重賞レース未勝利という何とも不思議な戦歴の持ち主です。
そして、マイルチャンピオンシップ(GⅠ)に至っては、過去に2度出走していて今回が3度目の挑戦になります。
フィエロが過去に出走したマイルチャンピオンシップ(GⅠ)の成績は、以下の通りです。
2着 1.31.5(34.4)[+0.0]
2着 1.33.0(33.3)[+0.2]
以上の内容を見る限り、着順こそ共に2着では有りますが、2015年の方が内容的には劣っている事が判ります。
一般的には、競争馬のピークは4~5歳とされているので上記の様な内容になる事は不思議では有りません。
そして、今年は7歳での挑戦になりますので昨年以上の成績となると難しくなってきますので、同馬の1着の可能性は厳しいと言えます。
但し、マイルGⅠ戦に於ける同馬の複勝率は高いので、フィエロは馬券圏内迄の抑え評価とします。
年明け頃から力を付けて来た同馬は、4走前には牡馬混合重賞戦のダービー卿CT(GⅢ)で、後の安田記念(GⅠ)勝ち馬のロゴタイプを抑えて見事に重賞初勝利を飾りました。
その次走では、ヴィクトリアマイル(GⅠ)に出走しましたが、1着ストレイトガールとはタイム差0.6秒の6着と惨敗を喫しています。
その後3ヶ月の休養を挟み、出走した関屋記念(GⅢ)では、1着ヤングマンパワーとはタイム差0.2秒の3着で上り3Fも最速で休養明けにしては上々の内容でした。
これらの戦歴を見る限り牡馬混合重賞戦で好走していますので、牝馬限定戦の重賞レースならもっとやれそうな感じはするのですが、ヴィクトリアマイル(GⅠ)では惨敗しています。
近5走で同馬が出走した重賞5レースの内容を見ると、斤量53kgのレースは1着で、斤量54kgのレースは2~3着で、斤量55kgのレースでは着外に敗れています。
以上の内容を踏まえると、今回のレースは牡馬混合のGⅠ戦で斤量55kgを背負ってのレースになりますので、1着の可能性は厳しいと判断出来ます。
しかし、距離適性を考慮して、マジックタイムは3着迄の抑え評価とします。
6.5ヶ月休養明けとなった前走のスプリンターズS(GⅠ)では、1着レッドファルクスとはタイム差無しの2着と惜しい内容でした。
休養前の高松宮記念(GⅠ)でも2着となっていて、1200mのGⅠ戦に於いては勝ち負けしています。
1400m戦のレースに至っても、GⅡレースでの勝ち鞍も有り強い競馬をしています。
1600m戦は新馬戦で2着になった後、マイル戦5連勝でNHKマイルC(GⅠ)を勝っています。
ところが、その後使われたマイル戦では全て2桁着順になっています。
以上の内容から、同馬の1着の可能性は厳しいと判断出来ますが、馬券圏内迄の可能性は有りと判断して、ミッキーアイルは馬券圏内迄の抑え評価とします。
残った馬
1着候補で残った馬は以下の4頭です。
次回の記事では最終決断と買い目を公開します。
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