先ほど枠順が決定して今年の皐月賞(GⅠ)もフルゲート18頭で行われる事が決定しました。
今年の皐月賞(GⅠ)は近年稀に見る大混戦ムードになっているので、各陣営思惑通りの枠に入れるか否かでも結果に大きく左右する事になりそうです。
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前回迄で残った馬
前回の記事で馬券圏内の可能性がある馬で残った馬は以下の12頭です。
田辺(57kg)
松若(57kg)
松山(57kg)
松岡(57kg)
福永(57kg)
藤岡佑(57kg)
江田(57kg)
戸崎(57kg)
四位(57kg)
岩田(55kg)
M.デムーロ(57kg)
ルメール(57kg)
出走予定馬分析
それでは早速前回の続きの分析を行っていきます。
ここまで残った12頭の分析
前走のきさらぎ賞(GⅢ)で重賞初勝利を飾った同馬。
これまでの成績も4戦3勝で安定した成績を残しています。
しかし、勝っているレースの内容は重馬場時のレースや時計が遅いレースで、敗れているレースは昨年暮れの朝日杯FS(GⅠ)でマイル重賞の割に勝ち時計は1.35.4とそんなに速くはなかったにも関わらず勝ち馬13サトノアレスとはタイム差0.9秒の9着に敗れています。
その敗戦から判断すれば、「最も速い馬が勝つ」と言われている今回の皐月賞(GⅠ)では分が悪いと言えそうです。
しかし、皐月賞(GⅠ)に直結しやすいきさらぎ賞(GⅢ)を重馬場でしたがハイペースの流れで勝っている点は評価出来ますので、12アメリカズカップは抑え評価とします。
3.5ヶ月休養明けで臨んだ前走の弥生賞(GⅡ)では、上り3F最速タイの脚を使い逃げ粘る1マイスタイルを差し切りタイム差0.1秒付けて1着になっていて京都2歳S(GⅢ)についで重賞2勝目を飾りました。
同馬のこれまでの全5戦の成績は(3 2 0 0)で複勝率・連対率は共に100%で勝率60%の安定感抜群の数字になっています。
それに加えて重賞2勝馬ですので出走メンバー中1・2を争う実績と言えます。
しかし、同馬の出走してきたレース内容を見ると、大半のレースが道中スローペースで流れて最後は決めて勝負といった内容になっています。
ところが、今回の皐月賞(GⅠ)というレースは「最も速い馬が勝つ」と言われているレースで例年速いペースになっているレースです。
その事を考慮すると、同馬がこれまで経験してきたレースとは正反対のレースになるので厳しいレースを強いられる事になりそうです。
皐月賞(GⅠ)の王道レースである弥生賞(GⅡ)を休養明けで勝っているので叩き2走目となる今回は人気を集めそうですが、今年の弥生賞(GⅡ)は例年と比較するとかなり遅い流れのレースでしたので本番の皐月賞(GⅠ)には直結しないと判断します。
以上の内容から、4カデナの1着の可能性は厳しいと判断して抑え評価とします。
デビュー時期が年明けの1/16と遅かったのでキャリア3戦と少ない同馬。
重馬場の中行われた新馬戦は12着と大敗を喫していますが、未勝利戦では逃げに転じて2着馬にタイム差0.5秒付け勝っています。
そして、前走のすみれS(OP)は好位2番手を追走し最後は2着馬タガノアシュラを0.7秒突き放す圧勝劇でした。
しかし、今回の相手はこれまでの相手よりも一気に強化される事やこれまでに経験した事のない多頭数且つ速い流れのレースに加え同型の存在もあるのでこれまでの様なスムーズな競馬は簡単にはさせてもらえない事が予測されます。
冒頭にも記載したように同馬はデビュー時期が遅く経験が少ない馬です。
過去の例を見ても、今回の様な混戦状態のレースになった時はやはり最後は経験の差がものを言う結果になっています。
以上の内容から、16クリンチャーは抑え評価とします。
前走の弥生賞(GⅡ)こそ6着に敗れていますが、中山2000m戦の成績は(1 1 0 1)で、京成杯(GⅢ)勝ちと葉牡丹賞では5レイデオロの2着と好走しています。
前走の弥生賞(GⅡ)はスローの決め脚勝負だったので、本番の皐月賞(GⅠ)で予測される流れとは正反対の流れのレースと言えそうです。
一方、同馬が勝っている京成杯(GⅢ)はミドルペースで流れたレースで皐月賞(GⅠ)よりの流れですのでこちらのレースの方が評価出来ます。
それに、同馬は京成杯(GⅢ)勝ちで皐月賞(GⅠ)出走への賞金は十分足りていた事から判断すれば、弥生賞(GⅡ)でメイチのレースをする必要はないので敗戦は度外視出来ます。
しかし、1線級の5レイデオロに敗れている事を考えると1着の可能性は厳しいと判断出来ますので、3コマノインパルスは抑え評価とします。
昨年暮れの朝日杯FS(GⅠ)では、単勝オッズ6番人気の伏兵評価でしたが、最後の直線で上り3F2位の脚を使い見事差し切り勝ちを果たし2歳チャンピオンになった同馬。
その後3ヶ月の休養を挟み出走した前走のスプリングS(GⅡ)では、勝ち馬17ウインブライトとはタイム差0.3秒の4着に敗れています。
3ヶ月休養明けではありましたが、当時の追いきり内容を見る限り力を出せる状態にあったと思いました。
実際レースで上り3F最速タイの脚を使っていた事からも状態は良好だったと言えそうです。
同馬のこれまでのレース内容を見ると、ある程度流れるペースのレースでは中断後方~後方に位置取って最後の直線だけで追い込んでくるといったレースをしています。
今回の中山2000m戦の皐月賞(GⅠ)でこれまで通りの戦法では、厳しいレースを強いられるでしょう。
前走のスプリングS(GⅡ)は、ミドルペースである程度流れる形のレースでしたが、同馬の位置取りは11頭中11番手で4コーナー地点でも9番手でした。
中山コースは小回りで直線が短い為、最後の直線だけで差し切る事は至極困難なコースです。
差し・追い込み馬なら捲り気味にポジションを上げていかないと差し切るのは難しくなってきます。
そして、今回の2000m戦は未経験になります。
そこで同馬の距離適性についてですが全兄弟のサトノフェラーリとサトノヒーローの成績から判断すると、2頭共にマイル前後の距離に良績が有りそれ以上の距離になると惨敗しています。
同馬自身の戦績を見ても、4走前の1800m未勝利戦で辛勝したレッドローゼスに3走前のマイル戦のベゴニア賞ではタイム差0.4秒付けて楽勝しています。
それらの内容から同馬の1着の可能性は厳しいと判断しますがGⅠ馬ですので、13サトノアレスは抑え評価とします。
前走のアーリントンC(GⅢ)で重賞初勝利を飾った同馬。
同馬のこれまでの成績は(3 1 1 0)で複勝率100%で勝率60%・連対率80%と安定した数字を残しています。
3勝しているレースの内容は小倉芝1800mの新馬戦とあとの2戦は共にマイル戦で中京500万クラスのこうやまき賞と阪神のアーリントンC(GⅢ)となっています。
2着に敗れたレースは、東京芝1800m戦のアイビーS(OP)で、勝ち馬ソウルスターリングにタイム差0.3秒付けられています。
3着に敗れたレースは2走前のシンザン記念(GⅢ)で、勝ち馬キョウヘイにタイム差0.2秒付けられています。
シンザン記念(GⅢ)は雨が降りしきる中、重馬場で行われたレースだったので馬場状態が合わなかったのかもしれません。
そして、1800m戦のアイビーS(OP)では牝馬の1線級ソウルスターリングに完敗しています。
上記の2戦とは逆に良馬場のマイル戦では強い競馬をしているのでマイル以上のレースでは1着の可能性は厳しいと判断します。
しかし、鞍上がM.デムーロ騎手ですので7ペルシアンナイトは抑え評価とします。
残った馬
1着候補で残った馬は以下の6頭です。
田辺(57kg)
松山(57kg)
松岡(57kg)
四位(57kg)
岩田(55kg)
ルメール(57kg)
次回の記事では最終決断と買い目を公開します。
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